里楽について

日本の原風景:里山が全国各地で荒れています。

私たち里楽(さとらく)は、お茶の産地として知られている奈良県の山添村で、耕作放棄されジャングルのようになった茶園を伐採し、里山を昔のように人と自然が共生できる場として回復させようと活動しています。
最新の情報などはフェイスブックページをご覧ください。https://www.facebook.com/satoraku.jp/

木曜日, 12月 24

2016年1月06日(水)

「2016年新春初搾り」を来年1月6日(水)、山添村かすががーでんにて開催


今年のちゃきん残高は12月24日現在、約20kgとなりました。皆さまのご協力、心より感謝します、ありがとうございました。
ただ今、殻むき・乾燥の作業を進めていますが、約半分ほど良い具合で仕上がってきました。

そこで、来年のお正月6日(水)新春初搾り会を、かすががーでんをお借りして開催いたします。
見学・参加は自由です、興味のある方はお知り合いなど、お誘いあわせの上お越しください。

午前10時より開始予定です。今回は参加無料、ただし昼食の用意はありません、各自で持参をお願いします。

お問い合わせは、メール satoraku.jp@gmail.com まで






水曜日, 12月 9

茶の実殻むき

今日は、お天気よく絶好の殻むき日和です。28日のちゃきん、9.5kgの約半分を殻割りしました。
これから、ひと月ほど乾燥して搾油の段取りです。

今年のちゃきん残高は16.9kgとなっています。まだまだです、もっと集めますもともっと
 
茶の実の殻剥きをしてると、手がすべすべになります。茶の油分が付くからでしょうね。
 
 



月曜日, 11月 30

11月28日の里楽、その2

28日の午後からは
健ちゃんの釜炒り番茶体験と、茶の実から茶香油を搾る体験の豪華二本立て。
特に、お母さんたちはお茶体験・子供たちは油搾りに興味深々、食い入るように見てましたね。

茶師:伊川健一

釜炒り茶を体験

出来たお茶をテイスティング、いい香り!

健一番茶カフェ

搾り機のハンドルを回します、子供たちの目が釘づけに

子供たちは役割も自分たちで決め、順番に搾っています

ハンドルは結構重いのですが、みんな頑張った
本当にみんなが笑顔になれる一日でした、里楽やっててよかったです。来春の山菜狩りも楽しみです。

それから、この場所以外の茶畑も確保していますので、茶の実はまだまだ拾えます。ちゃきんをもっとしたい人は連絡をください。
茶の木の炭焼き、茶香留づくりもあります。来年の1月29~31日は奈良のイベントに参加します。

11月28日の里楽、その1

今回の里楽、皆さんはどうでしたか? 私は楽しかった、最高でした。
いつもの茶畑とは違う、「かすががーでん」をお借りしての開催でしたが、大人17名、子供13名ともなると、
ちゃんと施設があるのは安心ですね。

子供たちの活き活きとした目が印象的で、茶畑にイノシシが作ったトンネル、誰もがトトロの世界を思い起こしました。

この日、みんなで集めた茶の実は9.5kg!

この茶畑を快く貸していただいた、山添村の菊岡さんに感謝します。

山添村の春日地区の茶畑をお借りしました

茶の実たくさん、落ちてます

イノシシが茶畑の中にトンネルを作ってます

茶畑の中のトンネル、こんなになってるとは・・・

小さい子供には、こんな世界が見えるのですね
イノシシは夜行性です。昼間はお山に帰ってますから、大丈夫

16日に集めた、茶の実の殻むき

子供たちもお母さんも楽しそう、作業がどんどん進みます

昼食、頑張ったから、お腹ペコペコです

定番の里楽鍋、来年はメジャーデビューの予定です
中間シェフも腕を振るってくれました。みんな、おいしいおいしいの連発です。



月曜日, 10月 12

11月28日(土)



お待たせしました、11月28日(土)里楽を開催いたします。

茶の実を集めます、「ちゃきん通帳」をお持ちの方は忘れずに。お持ちでない方は、当日発行します。

今回の集合場所は名阪国道:山添インターから約5分、「かすががーでん」です、BBQもここでやります。

かすががーでんは、やまぞえ小学校の道を挟んで反対側の高台にある、旧保育園の施設です。

かすががーでん、住所は「奈良県山辺郡山添村春日704-1」 です

グーグルマップはこちらです

集合時間は、午前9時
9時半から畑に行って、茶の実の採集を 始めましょう
BBQは午後12時30分からの予定、もちろん担当は中間さんです
夕方3時頃までの予定です。

<参加費>BBQ代として、
中学生以上、1人1,500円(里楽へカンパの500円を含みます)
小学生、1人1,000円
小学生未満は、無料です。

持ち物・服装について。山奥には行きませんが、耕作放棄地の茶畑で茶の実を集めます。ハイキングのような動き安い服装で、汚れても良いように準備をお願いします、手袋(軍手)と長靴もあった方が良いと思います。

雨が降りますと現場は足元が悪くなります。長靴の準備をお願いします」・・・11/18追加

お問い合わせは、メール: satoraku.jp@gmail.com  までお願いします。



水曜日, 9月 30

里楽畑の草刈り

時間がなかったり雨だったりと、ずっと出来ずにいた、里楽畑の草刈り。里楽メンバー大阪のKさんに、お手伝いしてもらってほぼ完了! さっぱりしました。ロケットストーブも久しぶりに使いました。


Kさん自前の草刈機、決まってます


BBQ場もきれいに、蜂の巣があって、ちょっとビックリ


久々の登場 ロケットストーブ、調子は上々

月曜日, 9月 14

実証ほ場とりまとめ


山添村地域農業再生協議会の取り組み

(耕作放棄地再生利用緊急対策関係 山添村地区)

 

取組の目的

山添村地域農業再生協議会では、農業者・非農家で組織する里山再生プロジェクト
チーム「里楽」を主体として、下記3点を主目的に、実証ほ場の設置を行った。

 

1)耕作放棄地(茶畑)の再生

2)再生農地における各種作物の適性検証(生育実証試験)及び茶の木を木炭への
  炭焼き加工試作

3)都市住民の農業体験、ならびに地域住民との交流の場の設置

 

取り組み内容

【実施年度】         平成21年度~平成23年度

【地 名】        山添村地区

【実証ほ場の所在】  山添村大字勝原2287番地 14a

 

1.再生利用活動(平成21年度)

総面積:14a

作業内容:草、灌木の除去・抜根除去、耕起、整地、その他 写真№1

 

2.実証ほ場実施経過

2010年(平成22年)

  4月 3日「春休みお茶の木炭焼き体験と野外料理」イベントの実施

       村外から10名参加            写真№2

 5月12日 さつまいもの(500本)・山の芋の植付け  写真№3

 10月15日 第2回お茶の木炭焼き           写真№4

 11月20日 さつまいも堀り              写真№5

 11月26日 玉ねぎの植付け(1000本)       写真№6

 

2011年(平成23年)

 2月 2日 山の芋の収穫               写真№7

       肥料・堆肥を入れ土壌改良         写真№8

3月26日 ジャガイモ(5kg)、山の芋(26個)植付け 写真№9

(10)、夏みかん(2)、レモン(2)、カシス(11)植付

   6月15日 玉ねぎの収穫               写真№10

7月 9日「ジャガイモの収穫と野菜カレー」イベントの実施

     参加者7名                写真№11

  10月15日 山の芋の収穫               写真№12

 

3.実証ほ場事業の実施結果

1)作物の中で山の芋が一番適している。

2)さつまいも、玉ねぎ、ジャガイモの定植については、平均的な収穫量には
 及ばなかったが、イベントにおいての試食で食味は良好で好評であった。

 3)茶畑荒廃地の再生では、土壌改良や施肥が重要。

 

 次の施肥量として、次の表を標準とする。

a.    土壌の物理性の改善(土づくり)

   牛糞の堆肥 3t/10a 

b.    土壌の酸度調整

   現状の数値PH4.5~5.5→改善目標値PH6.0~6.5

苦土石灰 60~100kg/10a

c.     施肥

サツマイモ等の場合(元肥のみ)



肥料名

10a当りの量

主要な成分(kg)

肥料の各成分割合(%)

窒素

リン酸

カリ

窒素

リン酸

カリ

炭素

汚泥炭化肥料

100

2.7

8.6

0.6

2.7

8.6

0.6

28.1

PK化成

60


12

12


20

20


合    計

2.7

20.6

12.6

 

 

 

 
 たまねぎ、じゃがいも等の場合(元肥)



肥料名

10a当りの量

主要な成分(kg)

肥料の各成分割合(%)

窒素

リン酸

カリ

窒素

リン酸

カリ

炭素

汚泥炭化肥料

200

5.4

17.2

1.2

2.7

8.6

0.6

28.1

IB化成S1号

60

6.0

6.0

6.0

10

10

10


合    計

11.4

23.2

7.2

 

 

 

 

(追肥) IB化成S1号 30kg/10a を2回与える

 

※汚泥炭化肥料:村内の屎尿処理施設で発生する余剰汚泥を炭化処理して出来た肥料

 4)果樹については、茶畑はもともと酸性土壌であるため、果樹など樹木に
  適していることが分かった。
  (特にゆず、カシスの生育は良好であり、レモン、夏みかんは不適であった。)

 

 5)伐採した大量の茶の木で炭を焼くことで、廃棄物の再利用を試み、全国でも
  例を見ない茶の木を材料にした木炭の試作をおこない、小ぶりではあるが炭と
  して活用することが実証できた。
  その炭を利用した、香炉に茶の葉をのせて炭の加熱で葉をいぶし香りを
  楽しむ試みも行い、「茶香炉」(チャコーロ)と名付け、観光協会を通じて紹介している。
  写真№13

 

6.実証ほ場事業の実施結果の展示・公表

 1)実証ほ場看板設置  写真№14

 

 2)ホームページ「里楽通信」にて活動内容を掲載中


 

写真№1 再生利用活動
      
     

   
                                                                                                   
 
写真№2 「春休みお茶の木炭焼き体験と野外料理」
    

 



 

写真№3 さつまいもの植付け
   
 
 

写真№4 第2回お茶の木を炭焼き
 
写真№5 さつまいも堀り
   

 

 
写真№6 玉ねぎの植え付け       写真№7 山の芋の収穫
 
 

 
写真№8 肥料、堆肥入れによる土壌改良


 
 

 
写真№9 じゃがいも、果樹などの植付け
  
 


 
   
 
 
写真№10 玉ねぎの収穫


 
写真№11 「ジャガイモの収穫と野菜カレー」
 
 
 写真№12 山の芋の収穫
 


写真№13 茶の木を材料にした木炭


 
茶香炉(チャコーロ)

 

写真№14  実証ほ場看板設置
 







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